どちらに目がいきますか?


この2つの円を見た時に皆さんならどちらに目がいきますか?
これは「ゲシュタルトのかけた円」という図で
人間は自分が想像できるものとは違った不完全なもののほうへ意識が向きやすいことを教えてくれます。
右側の円は90%は完成していますが、残りの10%が欠けていることにより完全な円にはなっていません。
人との関係性においてもこれと同じような現象が起こります。
例えば、定期的な部下との面談やMTGにおいて
「●●と●●ができていない。すぐに仕上げおくように!」
とできていない部分に対してのチェックから言葉をかけていませんか?
10%のできてないことを指摘しても部下は積極的に行動するようにはなりません。
いかに怒られないようにしようか、とか、怒られたからやる、という受け身の部下をつくってしまいます。
まずは90%のできていることを認め、10%できていない事実をフィードバックするほうが自主性は育ちます。

その時のコツは次の2つです。
1つは、100%できていることが目標ですから90%できていることを褒めてはいけません。
90%できていることを認識してあげるのです。
ここで褒めてしまうと90%でも褒められるという経験が次回も90%でいいやという感情を生み出してしまいます。
もう1つは、あと10%を完成できなかったことについて「どんな感情なのか」を問うことです。
例えばこんな問いかけです。「あと10%で完成していたけど今、どんな気持ちですか?」
人は感情が揺れると行動に繋がりやすいと言われます。
「100%できた時にはどんな気分になると思いますか?」という問いをセットにすると更に効果的です。

自分の課題を解決できるのはたとえ仕事であっても本人だけです。
スキルや経験のある上司や同僚でも本人の課題は解決できません。
リーダーが行うことは部下の抱える課題を解決したり解決の方法を教えることではなく
部下の成長のため、自分が本当に行動したいと思っていることは何なのかに気づくきっかけを与えることです。
たとえ、その行動が正解には程遠いと感じていても部下の行動と気づきを促すことが最も重要なのです。
もし失敗したとしても何度も挑戦させ、行動させることが部下の成長へつながります。

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