どんなとらえ方をしていますか?

前回のブログで自分の感情が周囲の人々にどのような影響を及ぼすか見ていきました。今回は感情を引き起こす要因となる「物事のとらえ方」について事例を交えながらみていきます。感情というものは自然に「起きるもの」「起こってしまうもの」と考えがちですが、実際にはそうではありません。自分自身の物事に対する「とらえ方」によって、自らどのような感情になるのかを選択しています。たとえばレストランで、「注文したら料理は5分以内に出てくるもの」と思っている人は、5 分過ぎても料理が来なかった場合、イライラして怒りが湧いてくるでしょう。一方で、「10 分くらいはかかるものだ」と思っている人は、5 分過ぎてもまったく気になりません。
感情が起こる仕組みは次のような順番になっています。まずは「出来事」が目の前で起こり、それに対して自分が「どうとらえるか」、最後にそのとらえ方によって「感情」が沸き起こります。「あなたのせいでこんな思いをしている」とか「俺を怒らせるんじゃないよ」という人がいますがこれは依存心の強い人の表現です。感情は自分の「とらえ方」というフィルターを通過して起こるもので、相手や出来事はただのきっかけです。どのような感情を持つかは、あくまでも自分の「とらえ方」次第で変わってきます。このような表現をする人は自分の感情を相手の反応に委ねていると言えます。
次の事例は「部下が自分の上司に仕事の相談をしていた」というものです。

これについてAさんのとらえ方は「仕事の相談は…」というとらえ方をすれば、そこで沸き起こる感情は「怒り、不信感」といったものでしょうか。しかし、このような出来事に対してもBさんの場合は、「いろいろ人から…」というとらえ方をするのでそこで起こる感情は「うれしいとか成長を感じる」というポジティブな感情が沸き起ります。
感情をコントロールできているということは「自分の感情には、自分が責任を持っている」「自分の感情は、自分が選択することができる」ということでもあります。自分は何を感じているのか、それは自分のどのような「とらえ方」に引き起こされたのかを理解していきます。このメカニズムを理解できていれば、自分の感情に振り回されて攻撃型の対応になったり、感情を抑圧しすぎて受け身型の対応になることはなくなってきます。周囲に対する影響も、安心・安全なものとして職場に良い影響を及ぼしていきます。

Related post

  1. ポジティブを創り出す

  2. 対話の時間は充分に取れていますか?

  3. 部下の話を聴いていますか?

  4. あなたの抱えるドライバーは何ですか?

  5. 得意な学習スタイルは?

  6. 「身口意」ってよめますか?