リーダーとして何をやめますか?

良いリーダーになるために「●●ができるようになるようにしよう」と新しい目標を立てることがあります。しかし人は新しいことを始めるのに大変なエネルギーをつかいます。「やせるためにジョギングをしよう」「時間を有効に使うために早起きよう」とこの連休中に目標を立てたけど実践できなかった…という人もいるかもしれません。「あと一口、ご飯を食べ過ぎるのをやめよう」「テレビを見過ぎていたのを少し控えよう」と「新しいことを始める」よりも「今までやっていたことの一部をやめる」ことで自分に変化をもたらす方が断然取組みやすくなります。自分の持っている能力を活用してチームの生産性を向上するためにメンバーのモチベーションを向上させるにまずは「何かをやめる」ことから取り組んでみるのも効果的です。「私たちはリーダーに何をすべきかを教えるのに多大な時間を使うが、何をやめるべきかを教えるのには充分な時間をかけていない。私が今まで出会ったリーダーの半数は、何をすべきか学ぶ必要はない。彼らが学ぶ必要のあるのは何をやめるべきかだ。」とピーター・ドラッガーも話しています。下記はリーダーとしてメンバーのモチベーションや行動を阻害してしまう「ついつい部下にやってしまう20のリスト」です(「コーチングの神様が教える「できる人」の法則(著:マーシャル・ゴールドスミス 訳:斎藤清美/日本経済新聞出版社))。日々の行動を振りかえってみて自分に当てはまる項目をチェックしてみてください。
1、極度の負けず嫌い
2、何かひとこと価値を付け加えようとする
3、善し悪しの判断をくだす
4、人を傷つける破壊的なコメントをする
5、「いや」「しかし」「でも」で文章を始める
6、自分がいかに賢いかを話す
7、腹を立てているときに話す
8、否定、もしくは「うまくいくわけないよ。その理由は」と言う
9、情報を教えない
10、きちんと他人を認めない
11、他人の手柄を横取りする
12、言い訳をする
13、過去にしがみつく
14、えこひいきをする
15、すまなかったという気持ちを表さない
16、人の話を聞かない
17、感謝の気持ちを表さない
18、八つ当たりする
19、責任回避をする
20、「私はこうなんだ」と言いすぎる
どんな人でも一つか二つはあてはまると思います。もしかしたらもっと多くのことにチェックがついた方もいらっしゃるかもしれません。チェックのついたものの中からどれか一つ選択してください。選択基準は、自分の中で一番思い当たる節があるものや人に言われたことがあるものです。リーダーの皆さんはただでさえ忙しいのに、その上さらにいくつものことに取組むのは大変です。ここで提案するのは、選択したたった一つを「やめる」ことに意識を向けることです。取組を継続すれば、周りの人は皆さんの対人関係のスタイルが変化していることに気づきます。もし気づかなければアセスメントをとり、変化を確認する方法もあります。さらに、もっとも気になる項目の改善は、他の項目においても周囲の人々の受け取り方の変化に繋がってくるでしょう。次回は各項目の内容についてそれを「やめること」の効果についてみていきます。
【参照】「コーチングの神様が教える「できる人」の法則 (著:マーシャル・ゴールドスミス 訳:斎藤清美/日本経済新聞出版社)

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