対話の時間は充分に取れていますか?

1ON1セッションの運用で重要なことの一つは、部下の目標設定です。会社で運用する場合、上司がリードして目標を設定しなければうまくいきません。「部下の自主性に任せる」みたいな感じで目標設定してしまうケースでは、聞こえはいいのですが上司の管理機能が働いていないと言えます。例えば、個人で達成したいことや、やリたいことを積極的に意思表示する情熱家タイプや冒険家タイプであれば、自分のやりたい「Will」的な目標設定が優先してしまいがちになってしまいます。反対に生真面目タイプや慎重家タイプであれば、自分に何が期待されているのか,自分の役割が何なのか、を上司から伝えていかなければ効果的な目標設定をすることがむずかしいケースもあります。上司は会社や組織の目標と部下のモチベーションを整合していく必要があります。目標設定をするための事前準備としてまずは上司が、「達成してほしいこと」「期待していること」「身につけてほしいスキル」「これだけは絶対にやってほしいこと」を部下に明確に伝えることです。伝わり方のギャップを防ぎ、何度も見直せるように言語したしたりファイルで共有できるようにしたほうが良いです。次に部下自身の「やりたいこと(Will)」「できること(Can)」「やらなければならないと思うこと(Must)」について聞いていきます。それらをもとに半期や年間の目標設定をしていくのです。手間もかかるし時間もかかりますが、目標設定をすることはその後の行動の方向や質を決める大変重要な取組です。このような目標設定のための時間や手間が不足していることが多いように感じます。
目標設定後は、上司は部下に対して「進捗はどうなのか」「(進んでいないとすれば)何が障害なのか」「周りからするとクライアントの姿がどんな風に映っているか」「改善するとすればどんなことが必要なのか」を定期的に対話することが主な関わりになります。この対話の場が1ON1セッションなのです。セッションでは傾聴、承認、フィードバックの3つのスキルが重要です。部下のパフォーマンスが周囲に対してどんな風に映っているのかを伝えることで、部下が言動を改善したり、周囲に伝わるために必要なことを一緒に考えたりすることができますのでパフォーマンスやモチベーションを高く維持できます
目標設定のための時間を充分にとることは信頼関係や生産性の向上に繋がっていきます。

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