得手不得手を理解できていますか?

ハーバード大学のロバート・カッツ教授はビジネスマンに必要なスキルを3つに分類し、それぞれのスキルが必要とされる割合は、組織での役割やマネージャーとしての職務範囲に応じて変化するという「カッツ・モデル」を提唱しています。

コンセプチュアルスキルは、トップに近いマネジメント層の人々にとって特に必要とされるスキルであるとされており、「知識や情報などを体系的に組み合わせ複雑な事象を概念化することにより物事の本質を把握する能力」のことで、「本質を見抜く能力」と言い換えることもできます。このスキルの高い人は、ある一つの経験からでも多くの気づきや学びを得ることができ、それを別の場面で応用することができたり、複雑に見える多くの問題から共通点を見つけたり、過去の事例と結びつけることで問題を解決することができたりすることが得意であるケースが多いです。例えば、相手に自分の意見を伝えたり、組織メンバーの多様性を受け入れることができたりすることもこのスキルが影響してきます。どの業種業態においても大変重要なスキルであることがわかりますが、具体的には下記のように分類することができます
①ロジカルシンキング(論理的に物事を考える)
②ラテラルシンキング(固定概念にとらわれない、水平思考)
③クリティカルシンキング(批判的思考、分析的思考)
④多面的視野(複数のアプローチを考える)
⑤柔軟性(臨機応変な思考・対応)
⑥受容性(異なる意見・価値観を受け入れる、ダイバーシティ)
⑦知的好奇心(未知のものへの興味)
⑧探求心(課題の深い部分まで思考を巡らす)
⑨応用力(一つの経験を他の事柄にも応用できる)
⑩洞察力(物事の本質を見抜く)
⑪直観力(感覚的にとらえる)
⑫チャレンジ精神(難題に対して勇気を持って挑戦できる)
⑬俯瞰力(主観的視野と客観的視野をバランスよく活用できる)
⑭先見性(将来の事や未知の事を予測する)
すべての項目をクリアできていなくても自分にとって得意なもの・苦手なものを把握できていれば自己成長のためにどの項目を意識すればよいかが理解でき、また部下の評価や仕事の分担、人材育成を考える際にも役立ちます。私自身の課題としては、主観的視野と客観的視野のバランスを改善することが課題ではないかと感じています。皆さんもこの機会に自分のスキルを一度見なおしてみてはいかがでしょうか。

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