綱引き

「どんな困難な状況でもチームの全員で力を合わせれば乗り越えられる!」
みたいなことを聞きますが、現実的には集団の中に入ると個々のメンバーのパフォーマンスが低下することが検証されています。

綱引きをする場面を想像してみてください。
農業学者のリンゲルマンは集団で綱引きを行う時の力は、個人の力を合計したものよりも小さくなることを検証しました。
例えば、一人の力を100とした時、二人で引いた時の平均値は93、三人で引いた時の平均値は85になるそうです。
さらに八人で引いた時には50以下になってしまいます。
精一杯大声を出したり拍手をしたりする場面でも、人数が増えるほどに平均値は減少するそうです。

これは「社会的手抜き」という誰にでも当てはまる状況です。
元々モチベーションが低い人は、集団の中に入って個人の働きがわかりにくい状況になればさぼりやすくなります。
またモチベーションが高い人でも、がんばっても適当にやっている人たちと一緒にされてしまうとなれば無意識に努力の量は減少してしまいます。

社会的手抜きを防止するためには4つのことがポイントとなります。
①個人の貢献度を明確にする
②チームの課題への関与度を高める
③仲間への信頼感を持つ
④チームの成績を共有する
ことです。

①②は定期セッションを実施し、メンバーに貢献度を伝えたりチームの課題について何度も話し合って共有することで解消できます。
③はメンバーが日頃から良好なコミュニケーションを意識できる環境つくること、
④は朝終礼時における情報の共有、
などの取組が社会的手抜きの防止に繋がります。

定期的なセッションや日常のショートコーチングなどの継続した取組がチームのパフォーマンスを向上させます。

Related post

  1. イコライザー

  2. 会員を増やす

  3. どのような時間を過ごしていますか?

  4. 人間関係と幸福の研究

  5. 自分への質問

  6. 質問の効果