「ピン芸人ですが、パチンコ店員やってます」を読ませていただきました!

「ピン芸人ですが、パチンコ店員やってます」を読ませていただきました!

先日、グループ会社の社長から紹介していただき「ピン芸人ですが、パチンコ店員やってます」(著者 原田おさむ/発行 KADOKAWA)を読ませていただきました。ホール現場での様々な経験が臨場感あふれて綴られており、ホールで走り回って働いていた時のことや、営業に苦心していたころを思い出しました。

特に印象深かったのは「エレガード」の箇所です。何度も味わったあの緊張感は自分が成長する上でも大変貴重な経験だったと思います(笑)。「もうこれ以上どうしたらいいかわからない」「明日、店を開けるのが怖い」「責任感と申し訳ない気持ちでいっぱい」「毎日、夢に見る」「HCの前から離れられない」「休みの日も1時間に1回電話する」…
このような混乱した思考が根拠のない行動に走らせるのです(笑)。私が一緒に働いてきた人たちにもオリジナルルーティンがありました。
●データを神棚において拝む
●機械に塩をまく
●機械としゃべりだす …
当時はまだ若かったのでそのルーティンが始まると上司の見てはいけない姿を見たような気がして、そっと事務所を出て見てないふりをしていました(笑)。

「一生懸命頑張ります!って言っちゃいけない仕事がどこにあるんや!!」の箇所も熱い気持ちが込み上げてくるステキ場面でした。現在の業界もそれに近い状況にあるのかも知れませんね。また「僕はとうとう、わかった。全てわかった。」という心の叫びの部分もよかったです。私の場合は仕事を押し付けられたわけでは有りませんが、稼動と損益の相反する立場で思い悩む経験はありました。この答えのない苦しさを経験しながら成長していくんですね!少なくても私はそうでした。

集声力で集めたお客様の声から「打ちたい機種リスト」を作成し、導入を検討する事は良くある取り組みですが、書籍のなかでも必殺仕事人を打つために遠くから祖母がタクシーで来店する場面があり「あるある!」と思いながら読んでいました。またそんなお客様が体調を崩されて来られなくなることも何度となく見てきました。書籍の中では、祖母が体調を崩して来られなくなるのですが、レアなケースでは入院された常連様のご家族が「是非お見舞いに来てほしい」と店長を訪ねて来られたエピソードもあります。営業的には、導入したらしたで、あまり動かない…なんてこともあるので集めた声の背景までしっかりと検討する必要はありますが、店舗を必要としてくれるお客様がいることは本当に励みになります。きっと日本全国どの店舗にもお客様とのオリジナル感動エピソードが眠っていることだと思います。

チラシが配布できなかったり、ダークサイドに堕ちていったり、シュガーにイライラしたり…実際に経験したり周囲で見聞きしたりしたことも多く、私にとってはとても楽しい作品でした。仲間や奥様との人情味あふれる場面もたくさんありますので、まだ読まれていない業界の方は読んで見てはいかがでしょうか。